asiatoproとは|編集方針と運営について
Asiatopro(アシアトプロ)は、日本のレアアース産業を一次情報にもとづいて記録する専門メディアです。企業の決算短信・IR資料、官公庁や研究機関の公表資料だけを根拠とし、確認できないことは「確認できない」と書きます。値上がりを煽ることも、銘柄を推奨することもありません。
このサイトが追っているもの
2027年2月、南鳥島周辺の排他的経済水域で、1日あたり約350トン規模のレアアース泥の本格採鉱試験が予定されています。実施するのは内閣府のSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)。ここで得られたデータをもとに、国産レアアースの産業化に向けた経済性評価を含む総合評価が2028年3月までに行われる計画です。
日本が長年抱えてきた「レアアースの中国依存」という課題に対して、これは初めて具体的な数字が出る場面になります。成功しても失敗しても、日本の資源政策にとって分岐点になる出来事です。
Asiatoproは、この一点に向けて動いている産業を、企業単位・技術単位で記録していくメディアです。採掘、精製、磁石加工、リサイクル、海外調達——サプライチェーンのどの位置に、どの企業が、どんな技術で関わっているのか。それを一社ずつ、公表資料にあたって書いています。
編集方針
レアアースは、投資テーマとして語られやすい分野です。「関連銘柄」という言葉とともに、根拠の薄い情報が大量に流通します。Asiatoproは、そこから距離を取ることを最初に決めました。
1. 一次情報のみを根拠にする
財務数値は、必ず該当企業が公表した決算短信・有価証券報告書・IR資料にあたって確認します。まとめサイトや二次的な記事の数字をそのまま使うことはありません。プロジェクトの進捗についても、JAMSTEC・内閣府・JOGMEC等の公表資料を原典とします。
2. 推測を事実として書かない
「この企業は南鳥島プロジェクトに関わっているはずだ」という推測は、記事の中で推測として明示します。表やデータの中には入れません。公表資料で確認できない関与については、「公表なし」と記載したうえで、それが関与の不在を意味するわけではないことも併記します。
3. 悪い材料も同じ重さで書く
テーマ性のある企業ほど、業績や財務のリスクは見落とされがちです。赤字、財務制限条項への抵触、訴訟や仲裁、事業の不透明さ——読者が判断するうえで必要な事実は、期待材料と同じ分量で扱います。
4. 誤りは訂正し、記録を残す
執筆時点の資料に基づいて書いている以上、誤りや情報の陳腐化は起こり得ます。誤りが判明した場合は速やかに修正し、重要な更新については記事内に更新日を明記します。
5. 煽らない
「爆騰」「今すぐ買うべき」といった表現は使いません。読者が自分で判断するための材料を並べることが、このサイトの役割だと考えています。
扱わないこと
次のような内容は、Asiatoproでは一切扱いません。
- 特定銘柄の売買推奨、買い時・売り時の判断
- 目標株価の提示、株価予測
- 会員制の銘柄情報提供、有料の投資助言
- 公表されていない情報にもとづく分析
本サイトは投資助言業ではありません。掲載しているのは、公表された事実とその構造的な整理です。投資判断は、必ずご自身の責任で、最新の開示情報をご確認のうえ行ってください。
更新について
| 対象 | 更新のタイミング |
|---|---|
| 企業の財務数値 | 各社の決算発表ごとに見直し。特に本決算(多くは5月)と第2四半期(11月前後) |
| 南鳥島プロジェクトの進捗 | JAMSTEC・内閣府等の発表があり次第 |
| 政策・規制の動向 | 中国の輸出管理措置や日本の経済安全保障政策に変更があった場合 |
各記事の冒頭または末尾に、依拠した資料の名称と日付を記載しています。数値を引用される場合は、必ず原典をご確認ください。
サイト名の由来
Asiatoproという名前には、二つの意味を重ねています。
ひとつは「あしあと」。日本の技術は、名もない技術者たちが失敗を重ねながら残してきた足跡の上に成り立っています。ネオジム磁石を発明した佐川眞人氏、65年間レアアースから撤退しなかった化学メーカー、都市鉱山から資源を取り出す技術を磨いてきた企業——スペック表には出てこない、そこに至るまでの苦労を記録したいという思いがあります。
もうひとつは「Asia to Pro」。日本が積み上げてきた知見を、組織の枠を超えて個人のレベルでアジアへ伝えていく。レアアースは一国で完結する産業ではなく、資源も技術も国境をまたぐものです。その架け橋になりたいという意図を込めています。
運営者について
Asiatoproは、個人によって運営されています。特定の企業・団体からの資金提供や、記事内容に関する指示は受けていません。
サイトの運営費用は、広告およびアフィリエイトによって賄っています。広告表示のある箇所には「PR」等の表記を行い、記事の評価内容が広告主によって左右されることはありません。
記事内容に関するご指摘、取り上げてほしい企業のご要望などがありましたら、ハンドブックのご登録後に届くメールへ返信いただければ確認いたします。
※ 本サイトに掲載する情報は、情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。掲載内容は執筆時点で公表されている資料に基づいており、その正確性・完全性を保証するものではありません。本サイトの情報を利用したことにより生じたいかなる損害についても、運営者は責任を負いかねます。投資に関する最終判断は、必ずご自身の責任において行ってください。
